子どもの自己肯定感を育てるための「褒めない」子育て! ~事例で徹底解説~

「自己肯定感」という言葉、最近よく聞くようになりましたよね。

学校生活や社会人生活、家族生活など全ての日常生活に影響する心の状態を表します。

簡単に言えば「どんな自分でも受け入れることができる心の状態」

特に日本人は自己肯定感が低いと言われています。様々な要因がありますが、一番大きな要因は子育てにあると考えられています。

 

日常生活での会話や行動などの積み重ねによって、子供の「自己肯定感」が高くも低くもなります。

親としては自分の子供に「すくすく元気に育ってほしい!」と思いますよね!

そう、この「すくすく元気に!」がまさに「自己肯定感そのもの」だと思います。

 

でも、ママとしては何からどんな方法で始めればいいのかわからないということも・・・

 

そこで、今回は日常生活のよくある場面で事例を交えながら「褒めない子育て方法」をご紹介します。

褒める子育てがまだまだ主流ではありますが、我が家では子供に対して褒めるのではなく、感謝、経緯、嬉しい感情を具体的に伝えるようにしています。

では早速、事例でご説明します。

※考え方のベースは、全ての人間関係に使える「アドラー心理学」です。

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何かできるようになった時

褒める対応

「偉いね!◯◯(名前)はちゃんとできたね!すごいね!がんばったね!約束したおもちゃ買ってあげるね!」

 

おもちゃ買ってあげるね!は言わないとしても、よく聞く褒め方が「偉いね!」という言葉。この言葉は万能ではありますが、子供の心にはあまり響かないと考えられます。理由は「具体性がない」からです。

 

褒めない対応

「◯◯(名前)は◯◯◯ができるんだね!◯◯をやることが難しかったけど諦めずにいっぱい練習したよね。ママも嬉しいよ!パパやおばあちゃん達にも話したいな~。ビデオに撮りたいな!」

 

子供が頑張る過程をママがしっかり見ていることが前提になります。

 

褒める、褒めないの違いは?

違う点は3つあります。 

🔶1つ目

褒めないということは、相手との関係が対等ということの1つです

褒めない対応では子どもに対して親は上から話す関係ではなく、あくまで対等な立場で話しています。

わかりやすく言えばあなたは仲良しの友人に対して、偉いね!頑張ったね!とはあまり言わないですよね。もし自分自身が言われたらなんだか上下関係を少し感じるというか、良い気はしないかもしれません。

 

🔶2つ目

褒めない対応では、何ができるようになったのか、できるようになるまでの経過について具体的に話しています。

例えば、何か成し遂げた友人に対して、◯ヶ月前から睡眠時間削ってすごく大変そうだったよね、よくこんなにステキな◯◯ができたね、どんな風にここまで◯◯したのか聞きたいな、などと具体的に話した方が相手にも分かりやすいですし、嬉しいですよね。
実際、大事な親友に対してはこのような会話が自然に出てきますよね。

 

🔶3つ目

自分の気持ちを具体的に話すということ。

上の褒めない例では、嬉しいという気持ちを話した後にその場にいない他の人に伝えたい、ビデオに撮って見せたい、という喜びや嬉しさを具体的に話しています。

 

 

 

お手伝いしてくれた時

褒める対応

「◯◯(名前)は偉いね、お手伝いができるんだね、さすがお兄ちゃんだね!」

偉いね、という表現には上下関係が存在します。

 

褒めない対応

◯◯のおかげで◯◯◯(内容)できたよ!ありがとう!助かりました!」

相手が子供とは思えないですよね。アドラー式の「誰にでも対等な関係」では、赤ちゃんも子供も老人も全て対等な立場と考えます。
この例では、自分が誰かの役に立てたことが子供に伝わりやすい表現です。

 

 

褒める、褒めないの違いは?

違う点は2つあります。

🔶1つ目

最初の事例と同様に褒める対応は立場に上下関係があります。あくまで親は上の立場になっています。

 

🔶2つ目

褒める方は、子どものお手伝いが強調されています。私もついついやってしまいます。

やはり褒めない対応のようにまるで友人に助けてもらった時のような会話の方がベストです。

理由は、子ども自身が気持ちの上で、無意識に捉える方向が違うからです。

つまり、褒める対応での、お手伝いをした!できた!は自分の世界で完結しがちであるのに対し、褒めない対応はママの役に立って嬉しい!という自分の世界を飛び出して他者との関わりが強調されているかです。

 

 

 

お手伝いあるある!

子どものお手伝いといえばなにかと後片付けが大変だったり、忙しい時間帯に限って子供が色々お手伝いをしたがったり、上手に出来ず泣いたりグズったり・・・・・
まさにお手伝いあるあるですよね。

 

ママの対応あるあるは?

では、お手伝い時のママの対応あるあると言えば、

🔶子どもの話を断る場合
・今日は忙しいからまた別の日にね
・もう遅いからまた明日にしようね
・まだこれは◯◯にはできないからまた今度ね

🔶子どもがお手伝い中に上手くできずにグズり出した場合
・もうやらなくていいよ
・だからこれはできないよと言ったのに
・次からはママがやるからね

 

私自身、以前はよくこのような言い方をしてしまい後で自己嫌悪になることもありました。上手にできなくて当たり前とわかっていても余裕がないからこんな言い方をしてしまった・・・・しょうがない・・・・と、どこかで思い込んでいました。

本当に余裕がないだけでしょうか。

 

 

子どもは親に従わなければいけない?

上述したようなママがしてしまいがちな対応の要因は子どもではなくママにあるかもしれません。私も耳が痛いです。

余裕があるかどうかより「頭のどこかで子どもは親に従わなければいけない」という親子が対等ではない考え方をしているのかもしれません。
それによって、説得力がありそうな理由を持ち出して子どもに説明し納得させたり強引に決断したりしてしまうことが少なからずあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

兄弟の面倒をみてくれた時

褒める対応

「◯◯(上の子の名前)は◯◯(下の子の名前)の面倒をみて偉いね!ありがとね!」

やはり、「偉いね」という表現はよく使われますよね。面倒を見てくれてありがとう!という会話は具体性に欠けます。

 

褒めない対応

「◯◯(上の子の名前)が◯◯(下の子の名前)を見ててくれたからママは料理の準備ができたよ!ありがとう!助かったわ〜!」

これまでの事例と同様に、「ママが料理の準備をするために自分が役に立ったんだ!」と他者との関わりの中で捉えることができます。

 

褒める、褒めないの違いは?

大きな違いは、褒めない方では「面倒をみる」という表現自体を使っていません。

面倒をみるという言葉自体、実は上下関係がありますよね。
うちの長男には「褒めない対応」をしているからか、「◯◯(次男の名前)と一緒に遊ぶぜ〜!」と楽しそうに遊んでいます。

次男がまだ生後4ヶ月ぐらいの赤ちゃんの時でも、長男が次男の手足をこちょこちょしてみたり、一緒に本を読もうとしたりしていたので、「お!◯◯(次男)喜んでるね」と話しかけたところ、「一緒に遊んでるんだ!」という答えが返ってきました。

また、少し前に4歳の長男が
「ママ助かったわ~!と言われると僕嬉しいんだ!僕はまだいっぱい料理できないからね。ママ、また美味しいご飯お願いしま〜す!!」
と話してきたことがあり、不意打ちでびっくり&嬉しい会話でした。

アドラー式の対等な親子関係では、嬉しい出来事も多くこちらが教えられることが多いなと思ったこともたくさんあります。

 

面倒を見て欲しい時の声かけは?

まず、上の子に対して下の子の面倒を見て欲しいときの声かけについてお話しします。
私の場合は、

「◯◯(次男の名前)は◯◯(長男の名前)が一緒に遊ぶとすごく楽しいから嬉しいみたいだよ!これからママはみんなで食べる美味しいご飯を作るね!キッチンは火とか熱くて危ないから、リビングで少しの間、一緒に遊んでもらえるかな?」

という少し長めの声かけをしています。

この声かけのポイントは3つあります。
・次男は長男と遊ぶのが好きということを伝える
・美味しい料理を作るという理由を伝える
・キッチンは危ないという事実を伝える

 

親子が対等という関係を築く過程で、親が子供のためにわかりやすく説明することは重要です。このぐらいはわかってくれるだろう・・・・という気持ちでいると、「どうしてわかってくれないの?」という気持ちにつながるような事態が起こってしまうかもしれないからです。

大人の世界でも同じことが言えますよね。

以前、「キッチンが危ない場所」ということは4歳の長男はわからないということを初めて知るきっかけがありました。

「◯◯(次男の名前)と一緒に遊んでてね!」と話したら長男が次男を抱っこしてキッチンに連れてきたのです。
「え!?危ないからキッチンは火が熱かったり怪我したら痛くなっちゃうからダメよ」と私が話すと、長男は「◯◯(次男の名前)はママが好きだからママの近くで遊ぼうと思って連れてきたんだけど。危ないんだね、わかった。」と。

 

 

最後に・・・・

今回ご紹介した事例には共通のポイントがあります。

・「褒めない対応」により、子供の言動の目的が「褒められるため」にならず、「他者の役に立ちたい」という自分と他者との関係性が強調されます。

・「褒めない対応」により「何で褒められたのか、がわからなくなる」ことがなくなり、「自分のどんな言動が他者の役に立てたのか、今度はもっとこうしたい」という次の言動につながる気持ちが生まれる可能性があります。

このように、「褒めない対応」は「自己肯定感」が高くなる過程に大きく影響します。

 

日常生活のちょっとした親子の会話から見直してみると、子供の意外な一面やおもろい反応や予想以上の良い出来事が起こるかもしれません。

ぜひ、お試しいただければと思います。

 

 

 
 
 

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ABOUTこの記事をかいた人

ドレミ

0歳、4歳の男の子2人を子育て中のママです。 これまで会計・監査の業界で働いてきたため(現在育休中) 子育てでの疑問や不明点も徹底的に調べることが好きで、実際に調べたことを取り入れてみて試行錯誤の日々を送っています。 この情報が同じ現役ママのお役に立てればと思いブログを立ち上げました。 自分の経験談も交えながら、子育て・お金のこと・料理などについてご紹介していきたいと考えてます。