5歳長男のピアノ教室の日。
毎週1回30分の個人レッスンなのですが、年間の回数が決まっているため前回(先週)がお休みだったんです。
なので、今日は2週間ぶりのピアノ教室。
そんな状況で、私が落ち込んでしまう出来事が起きました。
どう考えてもダメな母親だったなと反省してこの記事を書いています。
こんな状況でも5歳の長男の言動がとても面白くて、どこか切なくて…
順を追って書いていきますね。
では、前段階として「最近のピアノの楽しい練習方法」からご紹介しますね。
少しの時間、お付き合いいただければ幸いです。
目次
最近やっている『ピアノを楽しく練習するための声かけ』とは?
ピアノを初めて、もう少しで1年。
始めてから5ヶ月ぐらいまではピアノに全く興味がなくてやる気もなくて、もうやめるしかないかなと思っていた矢先にある方法で「めっちゃ楽しく練習するようになった長男」。
ん〜… 懐かしい…♪
ピアノの先生も「別人ですね!」「すごい集中力です!」と思わず言ってしまう程。
⭐️関連記事:別人のように楽しくピアノを弾くようになった秘策はこちら!
その後も順調に楽しい練習は続き、どんどん上手になっていく長男。
最近は、私が食事の片付け時に長男がピアノを練習することがあり
「◯◯(長男の名前)が弾くピアノを聞いていると、楽しく片付けできるわ。ありがとうね!」
などと声かけをしたところ、とても喜んで練習していました。
そして、つい2週間前まではピアノの先生に習う前にどんどん次の曲に挑戦する勢いで毎日楽しくピアノを弾いていた長男。
10日間、練習をほとんどしなかった結果…
しかし、ここ10日ほど私も長男も他の遊びや工作に夢中になっていたため、二人ともすっかりピアノの練習を忘れていました。
そこで私は
「そういえばピアノ教室久しぶりだね、最近ママも◯◯(長男の名前)も練習忘れてたね。明日からママがご飯作ってる時や片付けしている時にまたピアノ弾いて欲しいな!!」
「もちろん!いいよ〜!いっぱい弾いちゃうよ〜!!」
なんて楽しい雰囲気でしょう!
子供とのこういうやりとり、めっちゃ楽しいんですよね!!子供はいつもフルパワー♡かわいい♡
でも、まさかこのあと、アンナことやソンナことになるとは!!!!
私がバカみたいに落ち込んだ出来事とは?
ピアノ教室の宿題は2種類。
1つはピアノを弾く、もう1つはワークブックで音符を書いたり色を塗ったり。
今日は珍しくピアノを弾く宿題より先に、ワークブックを開けて宿題を始めました。
音符の下に「ド」「ミ」などと書き込む宿題をやり始めたら…
なんと、「ド」以外の音符が分からない!!
音符が読めないどころか、
「これはソかな?違うな、ミかな?えっとね、レだ!」(テヘヘ・笑顔)
とファの音符を見ながら当てずっぽうに言うわけです。しかも、テヘヘって顔をしながら。もうこれにもイライラ。
たまに正解しても何だかわかっていない様子。
とにかく、イライラを隠そうと必死に頑張った結果、
『もうすぐ習い始めて1年になるのに、たった10日間ピアノをやらなかっただけでどうして「ド」しか分からなくなっちゃうの?どうしてこんなに忘れてしまうの?』
と、心の声がだだ漏れになってしまったのです。自分にびっくり。
口が勝手に動き出した… そんなわけないのですが、その感覚に近い感じ。
今となっては本当に自分が情けない。どうしてこんな嫌味なことを言ってしまったのか…
本当はね、『ド』しか覚えてなくても『ド』を覚えていなくても、たいしたことじゃないんですよ、こんなことは。また覚えればいいだけだし。冷静になればそう思える。
なのに、私はバカみたいに落ち込んでしまったのです。
落ち込んだ私に対して5歳の長男は…
落ち込んだ私に長男は少し申し訳なさそうに、でも元気に振る舞いながら
「あのね、たぶんね、音符を忘れちゃったみたい。でも僕はまた思い出すから大丈夫だよ!」
と気を遣って話してくれているのに
「もういいよ。何で忘れてしまったのかな… もうママはショックだよ」
と言ってしまいました。大人気ない。どっちが子供なんだよって…
こんな時、子供ってどうにかしてママに元気になってもらおうとするものなんですよね。これがさらに私の罪悪感を生み出し落ち込んでしまいました…
ピアノ教室へ向かう自転車の後ろから突然キレッキレの歌声が…!!
私は落ち込んだまま気持ちを切り替えられず、自転車の後ろに長男を乗せてピアノ教室に向かいました。
自転車を走らせてしばらくすると、後ろから歌声が…
「ガンガンズだんだん!!僕ら遮二無二(しゃにむに) 進化中!!!ダンダン地団駄!!踏まれるくらい独走中!!! 」(続く)
もう、その歌声ときたらキレッキレ!!!
しかも大声、ノリノリ!!!
合いの手も自分で入れてるし!(笑)
すれ違う人がみんな振り向く!
「キレッキレだわ、あの坊や!!」
と心の声が聞こえてきました。
で、この歌の歌詞をよくよく聞いてみると私にはこう聞こえてきたんです…
『ママを落ち込ませてしまった自分、これから我武者羅(がむしゃら)に進化していくよ!!見ててね!
今は地団駄踏みながら独走するぐらいの勢いだよ!踏まれるくらいの勢いで、例え踏まれたって走り抜いて見せるからね、僕は!!』
みたいな。みたいなね。
「5歳長男、今の気持ち歌います!」みたいなね。
と、私は勝手に思ってしまって… 気持ち切り替えるどころか、ハニカミました♡反省しすぎて妄想しすぎ。
この歌声は、ピアノ教室に着くまで続きました。
到着するとすぐに
「ママ、この歌のダンスはね、こうやって手をあげてから下に降ろして、ここでポーズを決めるんだ!!ママもやってみて!かっこいいでしょ!ほら!早くやってみて!」
と、ママへの気持ちを代弁した歌だけでは物足りず、踊り出しだんです!
しかも、行き交う人が大勢いる道端で、私にかっこよく踊って欲しいと言っている…
もう、これは踊るしかない!!!!決心しました。
道端で踊りました… 罪滅ぼしです…
と、こんな感じで楽しくピアノ教室に向かいました。
ありがとう!!息子よ!
あんたは、切り替えが瞬殺だ!何でも楽しむ天才だ!
ちなみにこの歌は5歳長男のオリジナルソングじゃありません!
これは、進化理論(シンカリオン)という「JRの新幹線がロボットに変身して悪者と戦うアニメ」の主題歌なんです。土曜朝7時から絶賛放送中です。
と、おふざけはこの辺にしておきます。(ここまでの出来事は全て本当の話ですよ)
子供と一緒にいると、
「なんであんなこと言ってしまったんだろう…」
「なんでこんなことで落ち込んだりしたんだろう」
「…私はダメなママだわ」
と思うこと、ありますよね。
今日の私がまさにそれでした。
だから、ピアノ教室から出てきてすぐに5歳の長男にちゃんと謝りました。
「ママ、さっきは強い言い方してしまってごめんね。嫌な気分になったよね。ほんとママが悪かった。ごめん。またピアノ聞かせてね。大好きよ!」
すると息子は
「謝らなくていいよ!もうその話おしまいにしようぜ!ピアノ教室でドレミファソ全部思い出したよ!あとは、新しく習った曲、早くおうちで弾きたいなー!ママも聞きたい??」
と。
あと、先生からも「ドレミファソ」全て楽譜読めましたよ〜!心配いらないですよ!とお話がありました。
さっきは私がすごく落ち込んだから、長男は変な緊張感で私の前では「できることもできなくなってしまう」状態だったのかもしれません。本当にごめん!
ピアノ教室を出て、自転車に乗って家に向かおうと動き出した…
次の瞬間、
「走れ!走れ!無限大の夢を描くのが進化理論!… 勇気が爆発する進化理論!
ガンガンズだんだん!!僕ら遮二無二(しゃにむに) 進化中!!!ダンダン地団駄!!踏まれるくらい独走中!!! 」
と、家までキレッキレ坊やは歌い続けました…♡
以上、お付き合いいただきありがとうございました。
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