自己肯定感は子育てで変わる! 〜子どもを他人に褒められたら謙虚に否定?素直に喜ぶ? ベストな対応を解説!

みなさんは他人に自分のお子様を褒められた時にどのように返答していますか?

 

「いやいや大したことないよ」

「外面が良くて家ではそうでもないから」

「◯◯(※他のこと)は全然だめなのよ 」

「あら、いつもはこんな風じゃないわ」

「そうかな、前はできなかったけどね」

 

など、こんな内容の返答をよく聞きますよね。以前は私もこういう返答をしていました。疑問も持たずに。

 

でも、ある出来事がきっかけで考え方が変わりました。

 

考え方が変わって初めて気づいたことは、親の会話は子どもの心に影響を及ぼすということ。

 

そこで、今回はまず謙虚さの本質をご紹介したあと、自分の子どもが他人に褒められた時の良くない対応やその理由、良い対応の具体例をご紹介します。

 

 

 

謙虚さは本当に大事?

謙虚さにはさじ加減が必要?

最近、よく思うことがあります。

それは、過剰な謙虚さと気遣いは人間関係で一番厄介ということ!

 

結局、他人にも謙虚な態度を求めたり、他人のフォローがないと勝手に嫌な気持ちになったり…

でも、人間関係で謙虚さが大事なのも事実だからさじ加減が難しい…と思っていました。思い込みに近い感じです。

 

謙虚過ぎてもダメ…

素直になり過ぎてもダメ…

 

本当にさじ加減に注目することが良いのでしょうか?

 

日本人だから?国民性?!

気遣いとか面倒な場面で、誰しも一度は

「アメリカ人に生まれたかった!!言いたいこと言いたい!素直にすごいでしょって言ってみたい!」

と、言いたくなったことがあるはず!たぶん。

 

そう、海外の多くの場合は褒められたら謙虚にならずに素直に受け取って喜ぶ方が普通なんです。

 

日本人としては、

「素直に喜ぶってほんと?」

「それは建前かもしれないのに?」

とまたまた面倒な思考回路に突入しそうですが…

 

女性同士は色々面倒・・・

女性同士だとよく面倒な場面に出くわすことがあるかと思います。

私自身、職場ではよく経験しました。

年齢が近い同僚達とは良い関係が築けるのですが、女性の上司には良く思われないことが多々ありました…

 

ある女性の上司には、

・あなたは愛想がないからダメだ

・声のトーンをあげて雑談にも笑顔で参加しなさい

・上司に対する謙虚さが足りない

 

など、色々言われて泣いた日々もありました。

 

そう、私はあまり謙虚さや気遣いが上手なタイプではないのです・・・

 

割と誰にでも言いたいことは言うし(言葉は選びますが)、他人が言えずにいたら代弁してしまうお節介な性格もあり…

また、当時から過剰な謙虚さや気遣いは逆に相手に迷惑だと考えていたのです。

今でも自分のことに関してはその考え方です。

 

 

 

 

ママ達と良い関係を築くために…

こんな私でも自分の子どものことになると別でした。

自分のことではできなかったのに、子どもに関することには謙虚すぎる発言や気遣いをずっとしてきました。

 

完全に言葉に振り回されていました。

 

振り回されていることを悟られないように自然体を装うという不自然さ!

 

たぶん、そうすることが周りのママ達とうまくやる秘訣だと思っていたからです。

そして何より、自分の子どもが周りと楽しく過ごしてほしい!

これが不器用な私がママ達と上手くやるために頑張った一番の理由です。

そのためには私自身がママ達と上手くやらなければいけない、何か褒められても謙虚に否定しないといけない、と思い込んでいたのです。

 

子どもの自己肯定感に影響が…

こんな調査結果があります。

海外と日本の高校生が対象の自己肯定感の度合いに関する調査で、自分に満足しているか」という質問のイエスの回答率は日本40%に対して海外60~80%!

倍近い開きがあります。

原因は色々考えられるようですが、やはり子育てや教育の影響が大きいと考えられています。

子どもって、意外と日々の大人同士の会話を聞いているものです。

大人の言葉や仕草の真似から、その積み重ねが物事や自分自身の存在に対する考え方にもつながっていきます。

つまり、自分の子どもが他人に褒められても謙虚に否定してばかりいると、その積み重ねがいつしか子どもの自己肯定感へ悪い影響を及ぼすことになる可能性があるということです。

 

 

 

他人に褒められた時、どうする?

褒められた時の良くない対応とは?

冒頭で述べたような、子どもにたいして否定的な言葉を並べることは良くありません。

自分が家族以外の他人から褒められた、役に立っている、という話をわざわざわ親が否定するということは、どんなに家の中では褒めていたとしても子どもにとって混乱を引き起こすだけかもしれません。

 

本当のママの気持ちがわからない…

自分は役に立っていないのかな…

こんな自分じゃダメだな…

 

もしこんな気持ちにさせてしまったとしたら、それは子どもにとって一番信頼をおく両親の日々の言葉の影響が大きいのではないでしょうか。

 

褒められいるのは誰?

子どものことを褒められると、ついつい親の自分が褒められると思ってしまうのが一番の間違いなのかもしれません。

もちろん、子どもを褒められれば間接的にはママの子育ての仕方を褒められると思う状況もあります。

ただ、本当に褒められいるのは誰なのか?

それは子ども自身です。

 

「子どもが褒められている」という捉え方をベースにしていけば、自分の子どもが褒められた時の良い対応方法が見えてきます!

 

次に具体的な例を見ていきましょう!

 

褒められた時のベストな対応とは?

これは素敵な対応!と思った出来事がありました。

それは児童館で遊んだ時のママ友の会話です。

ママ友が児童館のスタッフと話をしている時に友人の子ども3歳が、うちの1歳の次男に思いやりのある対応をしてくれたことがありました。

しばらくして、子どもたちは少し遠くで遊んでいてママ同士で色々な話をしているときに、そのことを思い出し私がママ友に感謝したのです。
そしたら「ほんとに!そんなことがあったんだね」と言った後、ママ友が自分の子どもに向かってこう言いました。

ママ友
「◯◯(子どもの名前)、さっき◯◯(うちの次男)におもちゃを色々貸してあげたんだね。お友達のママが◯◯君ありがとうって言ってるよ。ママもとても嬉しいわ!◯◯(うちの次男)と遊べて楽しいね。ママも一緒に遊びたいな!」

 

なんて素敵な会話!

 

この会話には重要な4つのポイントがあります。

 

・相手の話を受け止める(謙虚に否定はしない)

子どもを褒めるわけではなく周りの人が助かった事実を子どもに伝える

・子どもにママの感情を素直に伝える

・状況に応じてママも参加することを伝える

 

そっか、他人に褒められたら子どもに対して話をすればいいんだ!

 

素直に受け止めて、相手に感謝したり、子どもにも分かるように伝えればいいんだ!と思いました。

 

こういう状況では、相手に謙虚に否定されるよりも肯定的に受け止めてもらった方が気持ちが良いです。

 

 

 

注意点!

ただ、実際は少し注意が必要なのも事実です。

なぜなら、特に女性の中には余計な気遣いをしたり、時に嫉妬したり本音と建前を使い分けたりと面倒な人がいるのも事実。

子育て中のママで自分のことではさっぱりした考え方でも、子どものことになると個人差はあれ敏感に反応してしまうことも多いかと思います。

他人に対して自慢にならずに、かつ、自分の子どもに感謝が伝わるような会話がベストです。


あくまで、子どもが褒められているということが大前提です。

上述した4つのポイントを押さえていれば、決して自慢には聞こえないはずです。

また、「相手が話してくれた事実に感謝して受け止めてそれをそのまま子どもに伝える」ということが子どもの自己肯定感にも良い影響を与えます。

 

 

 

以上、「自己肯定感は子育てで変わる! 〜子どもを他人に褒められたら謙虚に否定?素直に喜ぶ? ベストな対応を解説!」をご紹介しました。

 

もっと親が素直になれば、子どもはスクスク育つと思います。当たり前のことですが、これが難しいと感じていました。

でも、あの素敵な出来事以降は友人などに対して謙虚な会話をしないように意識しています。まだまだ意識しないと難しい…

少しずつ自然体に近づいていきたいと思っています。

何より子どもが歳を重ねて大きくなっていく過程で、家族以外の人間からも感謝されたり褒められるということは自己肯定感に大きな影響を与えます。

そのため、子どもに対して「他人に感謝された」という事実をちゃんと伝えることが親の役目だと思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ドレミ

1歳、5歳の男の子2人を子育て中のワーママです。 これまで派遣で8年働いてきました。(現在2回目の育休中) 結婚後、激務の職場を退職し転職活動するも全く採用されない日々・・・。 そんな私は派遣に救われました。 正直、子供が生まれる数ヶ月〜1年ぐらい派遣で働こうという軽い気持ちでスタートしたのに、気づけば現在まで派遣社員として8年間勤務しています。 実は、主婦にとって派遣という働き方はメリットが多いんです! 派遣で働いたことがない人は、「私には専門的な知識や資格がないから派遣は無理」と敬遠してしまいがちですが、高卒で資格なしでも事務職のお仕事はたくさんあります。 派遣の魅力をお伝えできればと思い『仕事』というカテゴリーで派遣についての記事を書いています。 派遣については少しお役に立てるかもしれないので、質問や疑問などあればお気軽にどうぞ(^^)