2019年2月20日放送の「ホンマでっかTV!?」では、『絵』に関する情報が紹介されます!
私が一番気になった話題は、『幼児に塗り絵はNG?』というお話です。
では、さっそくご紹介します!
「ホンマでっかTV!?」で紹介された『幼児に塗り絵はNG?』の内容まとめ
幼児に塗り絵をたくさんさせるのは良くない?
『形が決まった絵に色を塗らせるのは子供の目線ではない』
という尾木先生の話からスタートしました。
さらに、尾木先生から、塗り絵は描いてある絵、塗り絵という方法、全て大人目線という指摘がありました。確かに・・・
つまり、子供の 『自分の感性のままに絵を描くという能力』が奪われる可能性がある、ということ。
枠をはみ出していたり、関係のないところを塗っている時に子供に注意してしまうと、型にハマった大人の絵になってしまいます。
子供の自由な発想力を抑えないような大人の対応が大事ということですね。
私には2人の男の子がいるのですが、5歳長男は「LEGO」にハマっていて対象年齢が小学生高学年向け〜大人のものまで全て作ってしまうぐらい上達し驚いています。
おもちゃや遊びの対象年齢を気にせずに、子供の『これやってみたい!』という気持ちを一番に考えることが大事です。
以下では、経験談なども交えながら塗り絵や子供の遊びについて深堀りした情報をご紹介します。
よろしければご覧になってください(^^)
塗り絵のメリット
脳の活性化
カナダの脳神経外科医であるワイルダー・グレイヴス・ペンフィールド(1891~1976)によると、手や腕を動かすことは前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉といった脳全体が活性化されると報告されています。
『手を使う』ということは、手を使わない時に比べて脳の血流量が10%程度上がり、もし脳の血流量が低い場合には神経細胞がなくなってしまうとともに二度と復活することはないそうです。
脳を活性化させる方法は、考えながら手を動かすことです。
塗り絵も『考えながら手を動かす』に該当しますよね。
うちの5歳の長男は4歳からピアノをやっています。
上述しましたが、ピアノを習い初めてから『小学校高学年向けのLEGO』を一人で作ったり、大人向けのLEGOさえも説明書をみながら全て自分で組み立てられるようになりました。
ピアノで脳が活性化されたことが一つの要因かもしれません。
詳しくはこちらに詳しく書いております。
>>>4歳子どものピアノの練習方法を変えたら、他のことでも急成長が!
集中力アップ
子供の脳は未熟なので、塗り絵などの遊びを通して集中する時間を設けることで習慣づけができ、勉強や仕事においても集中して行うことができるようになります。
数年前から大人向けの塗り絵本がヒット商品になっていますよね。
実際に、大人が塗り絵をした場合でも脳を活性化し集中力をアップさせることで認知症の予防や改善の効果も認められているほどなのです。
色選びによる発想力のトレーニング
塗り絵をする時には
・どの場所に
・どんな色で
・色の濃淡はどのくらいで
・何色かをまぜたり
・隣の色はどんな色に
など、たくさんの発想力や推察力が鍛えられます。
確かに、うちの5歳の長男も塗り絵をする時は『現実にできるだけ忠実な色使い』ということもあれば、『自分だけのオリジナルな色使い』だったり、その時々で全く違う方法で塗り絵を楽しんでいます。
目と手の協応の発達
「目と手の協応」とは、目で見たものをすぐにとらえて、それに合わせて手の動作を行う機能を言います。
大人になると「目と手の協応」の発達が進んでいるのであまり意識することはないのですが、もし大人になって初めてピアノなどの楽器を弾く機会があればその時の感覚が『子供が塗り絵を始めた初期の感覚』に近いかもしれません。
塗り絵を繰り返していると、徐々に脳が発達していき目と手の動きにつながりがたくさんできることで『枠内を塗る』ことが上手になっていきます。
達成感と自信がつく
上述したように、子供の脳は未熟なので『枠内を塗る』という行為は初めは難しいのですが、たくさん繰り返すことで上手になっていきます。
上手に塗り絵ができるようになると、子供は『できた!!やった!』という達成感を得ます。
達成感を多く積み重ねることで、自信にもつながっていきます。
筆圧のコントロールの練習になる
長男が3歳ぐらいのときに、初めてクーピーや鉛筆で書いた絵や文字が驚くほど筆圧が弱くて驚いた経験があります。
「もっと強く書いてみよう!かけるかな?」
と言っても、すぐにはできず・・・しっかり書けるようになるので半年以上かかりました。
塗り絵ではある程度の筆圧が必要です。
塗り絵のデメリット
ホンマでっかTVの番組内でも、尾木先生がおっしゃっていた塗り絵のデメリットについて深堀し対処法をご紹介します。
創造力を抑制する
塗り絵は誰かが描いた絵に色付けをする遊びです。
私個人としては、『枠内を塗る』というルール自体がなくてもいいと思っています。
我が家では、塗り絵に自分の絵を書き足したり、立体にしてみたり、色々な遊び方を取り入れるようにしています。
でも、幼稚園では「枠内を綺麗に塗る」ことで褒められるということもあり、なかなか難しい・・・・という気持ちです。
ストレス・自信喪失につながる
うちの5歳長男にもよくあるのですが、
『僕よりママの方が上手だね・・・』
となんだか自信をなくしてしまう時があります。
それは、塗り絵だったり、お絵描きだったり・・・色々な場面で『大人と比べて自分は上手くない!』という気持ちになるようです。
確かに、塗り絵の場合は一目で『枠から出ている』『色が丁寧に塗られている』がわかるため子供でも比較しやすいのかもしれません。そして自信をなくしてしまうことも・・・
我が家ではよく、
『どうやったらこんな風にかっこよく作れるの? ママにもやり方を教えて欲しいな♪』
という内容の声かけをしています。
まとめ:塗り絵のデメリットは親の対応次第でメリットにもなる!
今回の記事、いかがでしたか?
塗り絵にはデメリットがありますが、私自身は親の接し方でメリットにもなると考えています。
率直に、今まで塗り絵のデメリットなど考えたことがなかったので、「塗り絵や遊びの中で、親の役割って何だろう・・」と考える良い機会になりました。
私も日々悩みながら、試行錯誤しながらですが、少しずつでも子供目線で考えることができるようになればと思っています。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。