先日、幼稚園の保育参観がありました。
年中さんの長男は、

と元気いっぱいに先生を呼んでいました。
他の子供たちも、自分の作品を見て見て!
一つ気になったのが、
家に帰ったら、

と言って顔を赤くしていました。
教室が笑いに包まれました!私も一緒に笑っちゃいました。
こんな出来事もあり、自立心について考えて見ました。
私は数年前からアドラー心理学を取り入れた子育てをやっています

でも、最近は1歳過ぎの次男が活発な坊やでお世話する時間がかか
そこで、今回は自分のためにも自立心について改めて考え、
自立心って何?いつから?

いつから芽生える?
『自分で立つ心』
と書きます。
広い意味での自立心は2歳前には芽生えてくるらしいんです。
たしかに、1歳過ぎの次男は自分でやりたがる気持ちが強く食事は長男の真似をして箸を使ってぐちゃぐちゃにするし、
これが自立心の芽生えなのか!
そう考えると、ぐちゃぐちゃになっても、いいわよ~
幼児の自立心とは?感情が混ざり合って大変に…
3歳以降の自立心も、基本的には2歳に芽生えた気持ちと変わらないです。
ただ、そこにさらに悔しさや甘えなど色々な感情が混ざり合って言葉もたくさん出てくるようになるので、ママは毎日接していてだんだんと大変になってきます。





脳の成長は中学生まで続く…実は子供自身が一番大変
なんと、自立心にも関わる脳の成長は中学生まで続きます。
ということは、それまで子どもへの対応は続きます。

中学生までは脳が急成長をしているため、子ども自身が一番大変で苦しい状態にあるとも言えます。
つまり、自分でこうしたい!という自立心もありながら、もっと両親や友人に自分をみていてほしい、という気持ちもあるのでより複雑で自分でも自分のことを上手く理解できない状態にあります。
なぜ自立心を持ってほしいのか
私が子供に自立心を持って欲しい理由は、『将来生きていく術のベースになるから』です。
これに尽きます。
2つの側面から具体的にみるとこうなります。
🔶精神面:自分で状況や他人の気持ちを考えて自分で動くことができること
🔶金銭面:自分で稼いだお金で生活できること

ママの心構えが大事!

最近の私が5歳の長男に、ついやっていたこと
それは『代わりにやってあげる』ということです。
特にここ数ヶ月前から1歳の次男の行動範囲が広がり手がかかるため、長男に何か言われると自分でやってみよう、と始めは促すものの上手くいかないと私が手を貸してしまうことが増えていました。
大人がやった方が早いし、正確。当たり前のことです。
でも『代わりにやってあげること』は本当の優しさではないんですよね。本当は大人中心のペースに子供を巻き込んでしまっているということ。
子供のペースは大人の3倍?もっと遅いペース、なんて言われるほど。

今一度、子供が自分でやることに対して『早く正確に終わらせたい』という大人の目的が優先されていないか、私自身が振り返ってみました。
あと、最後に大事なことを!
子供はただ単に作業が遅いわけではなく、大人が想像できないような別な目的や特別な理由を持って行動していることもあります。それが素敵な出来事につながっていることも多々あります。
もっと私自身がゆったり構えて子供達の話に耳を傾けていけるように意識することが、子供が考えて動き自立する心の成長にも大きく影響すると考えています。(次男のお世話を言い訳にしない!頑張ります!)
今日からできる自立心を育む3つの方法

小さなことでも自分で選択
人生は選択の連続ですよね。1日の中でも何十回の選択をしているんだろう…
小さい頃から『自分で選択する』癖をつけておくことで、自分を管理できるベースが作られます。生活の基礎を自分で選択していくことはとても大事です。
以下で我が家の一例をご紹介します。
🔶ご飯は大皿で好きなだけ!食べムラに干渉しない!
以前、長男は食べムラがひどくて少食だったのですが、大皿料理にして子供が食べている量などに対しての発言をやめたところ、よく食べるようになったのです。もう本当にびっくり。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
そういえば最近は、1歳の次男がテーブルにあるものを全て手に取るようになり大皿料理をやめていました。
すると、また5歳の長男に食べムラが出てきてしまったのです…そして私に食べさせて欲しいと言うように。
赤ちゃん返り第2弾(?)も混ざっているので少し複雑ですが、今回改めて大皿料理を復活させてみたら、またしっかり食べるようになりました。
とは言ってもテーブルに大皿料理を並べると次男が何でも手を出してしまうので、キッチンの作業スペースにおかずを並べてどのおかずをどのくらい欲しいか聞いてお皿に取り分けるようにしました。
🔶洋服ボックスで管理、洗濯物は自分で畳んで収納
我が家では1年ほど前から子供達の洋服はタンスやクローゼットではなく4日分くらいの洋服が入るボックスに入れて自分で洋服を選んで着るようにしています。ボックスの大きさは横50センチ、縦30センチ、高さ20センチほど。3coinsで買った畳める柔らかいタイプのものです。
こちらも数ヶ月前から1歳次男が1日のうち何回も全てひっくり返して遊んでしまうため、子供が手が届かない場所に移動していました。
そのため、毎朝私が洋服を取り出して長男は出されたものを着ていました。
また当初のやり方(自分で洋服を選ぶ)に戻したところ、面白いくらい同じものばかりを着ていく!!
理由を聞いてみたら、

という回答でびっくり。子供でも好みがしっかりとあるんですね。一丁前〜!
小さなことのように見えますがこれも大事です。
どれでもいい、ではなくて自分の好きなもの、嫌いなものが選択できるということは自分の好みをちゃんと認識できているということ。
対等な関係でいること
アドラー心理学のベースの1つで『対等な関係』というものがあります。
例えば、夕食の準備。
以前、私はよく「お手伝いしてね!」と言っていたのですが、そうではなくて「ご飯にするよ!これ運んでくれると助かるな!よろしく!」と協力を依頼する方法に変えました。
簡単に言えば、子供扱いしない。大人と接するように対等に話しています。
もちろん、子供は物事に対して理解が遅いことや不十分になることもあるので、わかるまでしっかり話すということは必要になります。
あと、夕食の準備で5歳長男は遊びを中断したくないため

と言うこともよくあります。
その時は、

そう話しても上手くいかないこともありますが、あまり引きずらないように意識しています。いつか言葉の意味を理解してくれるようになるだろうと前向きに考えています。
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