イデコのデメリット?住宅ローン控除で損しない金額を年収別に計算してみた!

イデコを検討する際に注意すべきとされている『住宅ローン控除』

住宅ローン控除とは、住宅を購入し金融機関に借り入れがある場合に一般的には借入金の1%の金額が主に年末調整(初回は確定申告)で戻ってくるという国の制度です。

 
ドレミ
例えば、12月時点の借入金の残高が3000万円の場合は年末調整で30万円が戻ってきます。

 

では、イデコを検討する際にどうして注意すべきなのか?

 
ドレミ
それは、上の例でいうと30万円戻ってくるはずのお金が、イデコをやったことにより27万円しか戻らなくなるという場合があるからです。

 

そうはいっても、イデコを始める時に住宅ローンがいくらだと損をするのか?という情報は少ないのも事実。

 

そこで今回は、年収別にイデコが住宅ローン控除に及ぼす影響を検証します。

 

奥さんが配偶者控除を受ける場合、受けない場合の2パターンも同時に検証していますので参考にしていただければ幸いです。

 

ドレミ
イデコ、住宅ローン控除、どちらもフル活用できると税金が戻ってくる年額は数十万円になることも。
ぜひ、住宅ローン控除の上限額を確認してイデコを検討してみてください!

 

この記事はこんな人におすすめです!

🔶イデコに興味があるけど住宅ローン控除で損したくない
🔶現在住宅ローン控除を使っている人
🔶今後住宅を購入予定の人

 

前提

イデコのメリットを確認

イデコといえば、節税効果のすごさ!

まずは、イデコがこれだけすごいってことをグラフで確認しておきますね。(年収500万円のサラリーマン家庭を想定)

↓イデコのメリット、デメリット(対策含む)はこちらの記事で詳しく解説しています。

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住宅ローン控除

1年間で戻ってくる金額の上限は、通常40万円(※平成26〜33年購入)です。

 
ドレミ
例えば、12月末時点の借入金残高が5000万円の人は、残高の1%の50万円が戻ってくるわけではなく上限額の40万円が戻ってくるということ。
 
 
※平成26〜33年に購入で一般的な場合は上限額が40万円。
住宅の購入年・購入物件によって上限額が異なるため詳しくは以下の国税庁HPを確認してください。

住宅を新築又は新築住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)

 

また、通常10年間利用可能です。(平成21年以降購入の場合)

 
ドレミ
もし、2018年に自宅を住宅ローンで購入した場合には2028年まで住宅ローン控除を利用してお金が戻ってきます。

 

 

計算の前提

今回、年収別に住宅ローン控除額の上限額を計算する上でいくつかの前提があります。順番にご説明します。

🔶家族構成
・夫、妻、子供2人(16歳以下)の4人家族を想定。

 

🔶所得控除
・本人の基礎控除38万円
・給与所得控除(年収ごとに異なる)
・社会保険料支払い分
生命保険控除7万の上限額を使用した場合を想定。

※子供2人は16歳以下のため扶養控除対象外

 
ドレミ
所得控除とは、会社経営に例えるなら『費用』みたいなものです。

費用(所得控除)がたくさんあると利益(所得)が小さくなり結果的に税金が少なくなります。

イデコは毎年、積立全額を所得控除でき税金が安くなります。これがイデコの最大のメリットです。

 
 

 

🔶配偶者控除
所得控除の1つでもある配偶者控除。控除額は38万円です。
今回は、配偶者控除38万円が使えるケース・使えないケース、両方を計算しました。

・配偶者控除38万円が使えるケース :奥様の年収150万円以下、専業主婦
・配偶者控除38万円が使えないケース:奥様の年収201万円以上

※奥様の年収が150万円超〜201万円未満の場合は、配偶者特別控除という制度があり控除額は年収に応じて3〜36万円になります。この制度の利用者は少ないため、今回は検証しません。

 

【事例】年収500万円の場合

事例として、年収500万円の場合で説明します。

 
ドレミ
ここでは表の見方を理解していただき、次の章で自分(旦那様)が該当する部分を確認してください。

 

 

まず、結論!

年収500万円のサラリーマン家庭の一覧表(単位:円)

◆配偶者控除38万円がある場合(奥様の年収150万円以下、専業主婦)

  税金から差し引ける金額の上限 住宅ローン残高の上限
イデコなし          230,600  23,060,000 
イデコあり   198,480  19,848,000 
差額 32,120  3,212,000 
 
年収500万円のサラリーマン家庭では、直近の12月時点の借入金残高が19,848,000円以下であれば、イデコで積立をしても損をすることはなくイデコのメリットを最大限受けられる。
 
 
 
 
 
 

◆配偶者控除38万円がない場合(奥様の年収201万円以上)

  税金から差し引ける金額の上限 住宅ローン残高の上限
イデコなし           270,000      27,000,000 
イデコあり   242,400  24,240,000 
差額 27,600  2,760,000 
 
年収500万円のサラリーマン家庭では、直近の12月時点の借入金残高が24,240,000円以下であれば、イデコで積立をしても損をすることはなくイデコのメリットを最大限受けられる。
 
 
 
 
 

解説

◆配偶者控除38万円がある場合(奥様の年収150万円以下、専業主婦)

①イデコなし
税金(所得税・住民税)が戻ってくる上限額は230,600円。つまり住宅ローン残高の上限額は23,060,000円。

ドレミ
もし12月末時点で借入金の残高が3000万円あったとしても、残高の1%の30万円が戻ってくることはなく、上限額の230,600円が戻ってくるということです。

 

②イデコあり
税金(所得税・住民税)が戻ってくる上限額は198,480円。つまり住宅ローン残高の上限額は19,848,000円。

ドレミ
もし12月末時点で借入金の残高が3000万円あったとしても、残高の1%の30万円が戻ってくることはなく、上限額の198,480円が戻ってくるということです。

 

 

 

◆配偶者控除38万円がない場合(奥様の年収201万円以上)

①イデコなし
税金(所得税・住民税)が戻ってくる上限額は270,000円。つまり住宅ローン残高の上限額は27,000,000円。

②イデコあり
税金(所得税・住民税)が戻ってくる上限額は242,400円。つまり住宅ローン残高の上限額は24,240,000円。

 
ドレミ
配偶者控除がない分、住宅ローン控除の上限額は高くなります。
 
 

 

計算方法

計算方法を簡単にご紹介します。

ドレミ
計算方法に興味がない方は、読み飛ばして次の章に行っても大丈夫です。
 
 
 

住宅ローン控除とは、毎年12月末時点の住宅ローンの残高1%分(上限あり)の金額を、最終的な個人の所得税から差し引く制度です。それにより所得税が少なくなるので、主に年末調整でお金が個人に戻ってくるというものです。

 

しかし、ここで問題が!

 

もし住宅ローンの残高の金額が大きい場合には、所得税から『住宅ローン控除』を全額差し引けないケースがあるんです。

 
ドレミ
例えば、借入金残高2000万円の場合は住宅ローン控除額は1年間で20万円になります。
でも1年間の所得税が9万円の場合は、11万円(20万円ー9万円)が差し引けず…

 

住宅ローン控除が所得税だけで全額差し引けない場合には、住民税から差し引くことができる仕組みになっています。(上限あり)

 

 
ドレミ
上の例だと、所得税で差し引けなかった11万円を住民税から全て差し引くことができます!
つまり住民税の支払額が11万円分少なくなります。

 

住民税から住宅ローン控除分を差し引く際の上限は、住民税の課税所得×7%です。(上限額は136,500円なのである一定の年収以上は上限額が同額になります。)

 

今回は、このような計算方法で年収別の住宅ローン控除の上限額を計算しています。

 

 

年収別の上限額を発表!

イデコなしの場合

イデコがない場合の上限額です。(単位:円)

◆配偶者控除38万円がある場合(奥様の年収150万円以下、専業主婦)

年収 税金から差し引ける金額の上限 住宅ローン残高の上限
3,000,000           80,400        8,040,000 
4,000,000             152,400      15,240,000 
5,000,000             230,600      23,060,000 
6,000,000             298,000      29,800,000 
7,000,000             367,000      36,700,000 
8,000,000             400,000      40,000,000 
9,000,000             400,000      40,000,000 
10,000,000             400,000      40,000,000 
11,000,000             400,000     40,000,000 
12,000,000             400,000     40,000,000 

 

例えば、年収600万円のサラリーマン家庭で奥様が専業主婦の場合。

住宅ローン残高の上限額は29,800,000円となり、税金から差し引ける金額の上限は298,000円です。

ドレミ
もし住宅ローン残高が3500万円あったとしても、35万円(残高の1%)ではなく上限額の298,000円が戻ってきます。

 

 

◆配偶者控除38万円がない場合(奥様の年収201万円以上)

年収 税金から差し引ける金額の上限 住宅ローン残高の上限
3,000,000            126,000        12,600,000 
4,000,000            198,000         19,800,000 
5,000,000            270,000         27,000,000 
6,000,000            336,000         33,600,000 
7,000,000    400,000 40,000,000
8,000,000             400,000     40,000,000 
9,000,000             400,000     40,000,000 
10,000,000             400,000     40,000,000 
11,000,000             400,000     40,000,000 
12,000,000             400,000     40,000,000 

 

 

 

イデコありの場合

イデコで積立している場合の上限額です。(単位:円)

◆配偶者控除38万円がある場合(奥様の年収150万円以下、専業主婦)

年収 税金から差し引ける金額の上限 住宅ローン残高の上限
3,000,000               47,280        4,728,000 
4,000,000             119,280      11,928,000 
5,000,000             198,480      19,848,000 
6,000,000             270,400      27,040,000 
  7,000,000             311,800      31,180,000 
  8,000,000  400,000  40,000,000 
   9,000,000  400,000  40,000,000 
 10,000,000  400,000  40,000,000 
 11,000,000  400,000  40,000,000 
 12,000,000  400,000  40,000,000 

 

例えば、年収600万円のサラリーマン家庭で奥様が専業主婦の場合。

住宅ローン残高の上限額は27,040,000円となり、税金から差し引ける金額の上限は270,400円です。
もし住宅ローン残高が3500万円あったとしても、35万円(残高の1%)ではなく上限額の270,400円が戻ってきます。イデコなしの場合との差額は27,600円。

ドレミ
でも、住宅ローン残高が2500万円(27,040,000円以下)であれば、イデコの有無関係なく25万円が戻ってきます。
そしてイデコで積立をしていれば税金の還付は約5万5千円も!

 

 

◆配偶者控除38万円がない場合(奥様の年収201万円以上)

年収 税金から差し引ける金額の上限 住宅ローン残高の上限
3,000,000            92,880      9,288,000 
4,000,000          164,880     16,488,000 
5,000,000          242,400     24,240,000 
6,000,000          308,400     30,840,000 
  7,000,000          387,800     38,780,000 
  8,000,000  400,000  40,000,000 
   9,000,000   400,000  40,000,000 
 10,000,000  400,000  40,000,000 
 11,000,000  400,000  40,000,000 
 12,000,000  400,000  40,000,000 

 

ドレミ
年収800万円以上の場合は、配偶者控除の有無、イデコの有無が住宅ローン控除に影響しません。上限額は40万円となります。

 

 

以上、「イデコのデメリット?住宅ローン控除で損しない金額を年収別に計算してみた!」をご紹介しました。

 

イデコはメリットが多い国の制度ですので、住宅ローン残高に注意しながら検討してみてくださいね。

 

こちらの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

 

↓イデコのメリット、デメリット(対策含む)はこちらの記事で詳しく解説しています。

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ドレミ

1歳、5歳の男の子2人を子育て中のママです。 これまで会計・監査の業界で働いてきたため 子育てでの疑問や不明点も徹底的に調べて、実際に調べたことを取り入れてみて試行錯誤の日々を送っています。 また、現在まで派遣社員として8年間勤務してきました(現在2回目の育休中)。 実は、主婦にとってメリットが多い派遣。その魅力をお伝えできればと思い『仕事』というカテゴリーで派遣についての記事も書いています。 これらの情報が同じ現役ママのお役に立てればと思いブログを立ち上げました。 子育て・仕事・お金のこと・料理などを中心にご紹介していきたいと考えてます。