- 仕事探しや応募方法の違いは?
- 正社員(パート)ならどっちがいい?
- 求人内容の違いは?
- 採用まではどのくらいの日数かかる?
- 勤務後のフォローは?
- ブラック企業にあたる可能性は?
目次
【雇用関連】で比較
内容 | ハローワーク | 派遣会社 |
求人の雇用形態 | 正社員、パート |
派遣社員(フルタイム、パート、単発パート)
※3種類:①②③
|
求人の雇用期間 | 無期限 | ①登録型派遣:3ヶ月更新 ②紹介予定派遣:6ヶ月後に直接雇用 ③無期雇用派遣:無期限 |
- ハローワークは正社員の求人がメイン、パートの求人は少ない
- 派遣は主に3つの働き方から1つを選択する(正社員前提の働き方や期間限定で働くなど多様)
派遣の3つの働き方とは?
最も人数が多い働き方です。一般的には3ヶ月ごとに更新しながら勤務する形態。正社員などの正規雇用に比べ安定的ではないと言われますが、派遣先が大手企業なら長期安定で働くことが可能です。
私はこの登録型派遣で8年間勤務しています。
同じ部署でのお仕事は最長3年までです(2015年派遣法改正:3年ルール)。大手派遣会社であれば3年後に次のお仕事も紹介してもらえるので必要以上にリスクと考えなくて良いです。
半年後に直接雇用(正社員、契約社員など)になることを前提に、最初の半年間は派遣社員として働き、半年後に両者の合意のもと正式に勤務先(派遣先)に正社員など直接雇用されます。
派遣会社と無期雇用契約を結んだ上で派遣先(勤務先)でお仕事する。
『①登録型派遣』で5年以上連続して勤務した場合には自動的に『無期雇用派遣』になる選択肢が与えられます。
・メリット
お仕事が見つからないときにお給与の約7割が支給される(『休業手当金』制度)
『3年ルール』の対象外となり同じ部署で何年でも勤務可能
・デメリット
自分の希望する求人を最優先できないこともある
ハローワークでは、正社員での応募自体できない可能性が高いです。子供がいることや年齢がネックになってしまうからです。
【仕事探し〜応募】で比較
仕事探しから応募までの流れ
内容 | ハローワーク | 派遣会社 |
全体の流れ | 1. ハローワークに出向く 2. 求人検索 3. 相談員に相談 4. 応募 5. 書類選考 6. 面接 7. 採用可否 |
1. 簡単web登録(2分程度) 2. 派遣会社の登録会に参加 (オンライン・電話で可能な派遣会社もある) 3. 仕事紹介・探し 4. 応募 5. 職場見学 6. 採用決定 |
採用までの最短日数の一例 | 最短で約20日前後 | 最短で約7日前後 |
共通点は、ハローワークも派遣も全てのサービスが無料ということ。
◾️ハローワークと派遣での『仕事探し〜応募まで』の大きな違いは?
・派遣:自宅にいながら仕事探し・応募をする(web・電話・メールを活用)
◾️【参考】採用までの最短日数の一例
出向いた日に応募、書類選考7日、数日後に面接し結果7日後
・派遣:最短で約7日前後
オンライン等で派遣登録し即日応募、派遣会社内での選考に数日、面接の翌日採用決定
お仕事探しの方法・サポート体制
内容 | ハローワーク | 派遣会社 |
お仕事探しのサポート体制 | 相談員へ相談、公共訓練、セミナー等 | 相談員へ相談、お仕事紹介、専門のキャリアカウンセラーへの相談、スキルアップ講座 |
お仕事探しの方法 | 出向いて自分で求人検索・個別相談 | 自宅で可能 ・自分で派遣会社の求人サイトを検索 ・担当者に個別相談 / お仕事紹介(電話・メール) |
◾️ハローワークと派遣でのお仕事探しの段階での大きな違いとは?
ハローワークでは、出向いて求人検索をし希望の求人を印刷して相談員と1対1で相談します。
求人検索せずに始めから相談員に相談はできません。自分で検索した求人が軸になります。
派遣では、オンラインや電話・メールなど自宅にいながら対応・受講可能です。また、派遣会社に出向いて受講できるセミナーや、専門学校で割引制度を利用して受講する方法も別途選択できます。
応募方法・採用までのステップ
内容 | ハローワーク | 派遣会社 |
応募〜採用決定までのステップ | 応募、書類選考、面接 | 応募、派遣会社内での選考、職場見学 |
応募方法 | 相談員の判断で応募 | 2通り ・自分でサイト検索しエントリー ・コーディネーターからの紹介 |
◾️応募を判断するのは誰?
【求人内容】で比較
内容 | ハローワーク | 派遣会社 |
会社規模 | 中小・家族経営 | 大手企業 |
収入・時給 | 低〜中 | 中〜高 |
家から近いか |
◯ | △ |
未経験可 |
△ | ◯ |
主婦歓迎 |
△ | ◯ |
職種 | 幅広い | 幅広い |
福利厚生・社会保険 | ・福利厚生があまり手厚くない可能性が高い ・社会保険の加入有無は要確認 |
・福利厚生が手厚い ・大手派遣会社なら条件を満たせば社会保険への加入が可能 |
◾️主婦の希望に近い求人内容は?
◾️福利厚生や社会保険
大手派遣会社であれば、スキルアップ講座、育児支援サービス、レジャーサービス制度などが充実しています。
また、社会保険においては会社が費用の半分を折半するため、中小企業などでは条件を満たしていても社会保険への加入ができず国民年金・国民健康保険へ加入せざるを得ない場合もあります。
国民年金・国民健康保険だと個人が全額負担のため支払う保険料が高くなり、将来受け取る年金も上乗せがないなどデメリットも多くあるため始めに求人内容をしっかり確認したほうが良いです。
【働き始めてからのサポートなど】で比較
内容 | ハローワーク | 派遣会社 |
働き始めてからのサポート体制 | 勤務先でのサポート制度を活用 |
派遣会社のサポート制度を活用 |
業務内容が求人と違かったら? | 勤務先に直接相談 | 派遣会社に相談し、派遣会社が勤務先(派遣先)に対して改善求める |
◾️求人内容と業務内容が違かったらどうする?
◾️働き始めてからのサポートは?
ハローワークでの求人は直接雇用がほとんどです。そのため、採用後はハローワークがサポートすることはありません。採用された企業でのサポート体制を利用します。
派遣の場合は、派遣会社が派遣先(勤務先)と会社間での契約をしていることもあり、派遣スタッフが何か困ったり悩んでいたらすぐに話をきいてくれますし、対応してくれるから安心です。
直接雇用の正社員・パートは『現場の同僚との協力体制を自分から積極的にとる必要がある』というのが実は大変ですよね。(同僚の仲が良い職場ならいいけど、仲の良さは勤務してからじゃないと分からない・・・)
この点においても、派遣という働き方なら『現場の同僚との協力体制を派遣会社の担当者がに入って調整してくれる』ので精神的に楽です。
ハローワークと派遣を【ブラック企業の可能性は?】で比較
内容 | ハローワーク | 派遣会社 |
企業の求人等に関する費用 | 0円 | 成約時、および雇用契約後に手数料が継続発生 |
『就業先』の関係性 | 継続する場合もある | 必ず継続する |
【参考】ブラック企業の可能性 | あり | ほぼなし |
ここでは、参考までに企業が求人にかける費用負担&就業後の関係性でブラック企業の可能性を検討します。
まとめ:ハローワークと派遣を徹底比較してわかったことは、派遣にはメリットが多いということ
派遣とハローワークを徹底比較することで、派遣はお仕事探しだけでなく働き始めてからもメリットが多いことがわかっていただけたかと思います。
派遣なら、働く前にしっかり就業条件・業務の内容・残業の有無も確認でき、時給が高いのでしっかり稼げてます。働き出してから当初の内容との相違や問題があれば派遣会社が改善・調整してくれます。
派遣登録は基本的に来社して行う場合が多いのですが、自宅にいながら電話で派遣登録できる大手派遣会社マンパワー(レビュー記事はこちら)もあります。