誰に相談するのがいいのか迷ってしまう要因は、派遣スタッフの場合は正社員などの直接雇用と契約形態が異なるからなんだ。
更に会社同士の契約も絡んでくるのでとてもわかりづらい…
そこで今回は、派遣スタッフが『仕事がつらくて状況を改善するために誰かに相談したい』という時のポイントである
・誰に
・どの順番で
・どんな解決策があるか
などについて、事例を交えてご紹介します。
この記事はこんな人におすすめです!
🔶もし今の派遣先をやめたら次が見つかるかどうか・・・と不安な人
🔶初めて派遣で働く人
目次
まずは派遣会社の担当者に話そう
お仕事がツライ原因が・・・
・派遣先の上司
・派遣先の社員
・派遣先の派遣スタッフ
などの人間関係や仕事内容の場合、
すぐに派遣会社の担当者が相談に乗ってくれますよ。直接会って話すか、周りの目がある場合には電話での相談もできます。
ここからは事例を使ってご説明します。
事例:お局さんと上手くいかない友人B子さんの概要
・私と同じ大手派遣会社で営業管理系の部署に勤務
・事務職は初めてではないがエクセル等が苦手
・持ち前の明るさで営業さんからは良い印象
・悩み:お局の派遣スタッフと上手くいかないこと
・悩み:女性の社員から仕事をあまり回してもらえないこと
友人B子さんは、まず派遣会社の担当者に話をしました。
すると、親身になって相談に乗っ
・敬語が上手く使えない
・机の上が整理整頓されていない
・エクセルがあまり使えない
・メモを取らずに同じ失敗をする。
など。
この状況に対して、
友人B子さんは「いまさらなんで?」と憤慨していましたが講座を受けたあとは「受けてよかった!」と話していました。
しかしながら、
派遣会社の担当者から派遣先の上司に話をしましたがあまり改善されず、
時短勤務だから、会社としては余裕を持って仕事を任せているみたいで。能力を持て余しているのかな。昔のようにバリバリ仕事やりたいんだよね、きっと。
でも、実際に女性が多い職場は大変。誰か1人でも見方につけたらだいぶ違うけどね。
派遣先の上司と話してみたけど・・・
そこで友人B子さんがとった行動は、直接派遣先の上司と一対一で話すこと。
短期的には状況が改善しましたが、すぐにまた同じ状況に…
実は派遣先の上司は、
そのため、派遣歴15年のお局さん、出産前は営業でバリバリやっていた女性の正社員が仕事の内容にも詳しく実行力を持っていたのです。
実際に、職歴が長い派遣スタッフや社員が実行部隊なので、着任歴に関わらず派遣先の上司の力が弱いことも。
この事例からの教訓は4つ!
友人がすぐにやった方が良かったことは4つあるのではないか、と私は考えました。
お局さんをたてること
どの職場でもいる可能性が高いお局さん。
でも、お局さんの傾向をみると
🔶年功序列
🔶礼儀を重んじる
なので、
『お忙しいところすみません。◯◯が分からないのでお時間ある時に教えていただきたいです!』
の姿勢でいれば、お局さんは敵にはならないと思うんです。教えてもらう時はちゃんとメモを取ったりすることも大事。
エクセルなどのスキルアップ
派遣会社ならパソコン系のスキルアップ無料講座が多数あります。
ネット環境さえあれば、子育てや家事が忙しいママでも隙間時間を使って家で講座を受けることができます。家で時間がとれなければ、会社で昼休みにやることだって可能です。
自分がミスをした時の立ち回り方
自分がミスして周りに迷惑をかけたり助けてもらった時に、どう動くかは大事です。
『なんでミスをしたのか』については日が経てば案外みんな忘れてしまいます。
あとさ、私も仕事でミスをした時に言い訳をしたくなることがあるよ。実際に言い訳をして「そんなことは聞いていない」と上司に怒られたこともあるわ。
私はそんな失敗経験から、今は以下のような3つの対応を心がけています。
🔶言い訳の前に現状確認。そして謝る、感謝する
→例:◯◯の部分をもっと早く確認すればよかったことがわかりました。ありがとうございます!
🔶改善案・再発防止案を自分で考えて提示する
→例:次からは◯◯というやり方でやってみたいと思うのですが、お時間あるときにアドバイス頂きたいです。
🔶状況によっては翌日以降にちょっとしたお礼(相手がよく食べてるコンビニのお菓子等)
→例:昨日は私のミスで時間がかかってしまい申し訳ありません。少しですが気持ちです。(◯◯さんが食べていて美味しそうなので私も自分の分を買っちゃいました。)
ゴマをするわけでなく、日常のちょっとした気遣いが大事。それだけで相手の気持ちも変わるんですよね・・・
昔の私はこれができなくて悩みました・・・原因は私にもあったとわかったのはだいぶ後です。
私自身、女性の上司に嫌われてしまった苦い経験もあるので、皆さんはそうならないように上の3つを取り入れてみてくださいね。
派遣先の上司を味方につけること、信頼を獲得する
今回の事例のように、着任してから日が浅い上司は特に実行力があまりないこともあります。
それでも、管理職としての権限は持っているので『この派遣さんが必要だから見方になってあげたい』と思わせることができたら状況はもっと改善すると思います。
そのためには、やっぱり仕事で信頼を獲得するしかないです。信頼を獲得することは、今日明日ですぐにできることではないですよね。
一番手をつけやすいのが、先ほどもご紹介した派遣会社の無料のスキルアップ講座でパソコンの技術をあげること。
ハローワークでの転職活動は上手くいかず…
人間関係に悩んだ派遣スタッフの友人B子さんは、ハローワークや子育てママ向けのハローワークに通っていま
たまたま職場の近くにハローワークがあったためお昼休みに通っていました。お昼ご飯も食べずに…
でも、
いっそのこと派遣先を変えるのもあり!友人は別の派遣先で念願の正社員に!
自分と職場でのミスマッチとは?
この事例で友人B子さんがつらかった原因の1つにはミスマッチもあります
自分のやりたいこと&できることと派遣先が求めることにズレがあり、
つまり、友人B子さんは
・お局さんや女性社員と上手くやっていけない
・仕事もやりたいことができない
という状況でした。
友人B子さんは、派遣のメリットを最大限に活用!
なんと、
4歳の子供がいながら転職できたのです。
もちろん、無職の期間はなく『派遣で働きながら派遣会社のコーディネーターに次の仕事を探して紹介してもらった』ということです。
友人B子さんは以前からバリバリ仕事したいけど、時短を希望していました。
何より、
もし、派遣先の上司などからのパワハラやセクハラにはどう対応する?
最後に、派遣先の上司や同僚からパワハラやセクハラを受けてしまった時の対処法です。
まずは派遣会社の担当者に相談してください。自分だけで解決しようとはしないこと!
派遣会社の担当者は、早い段階で派遣先の上司と話し合いの場を持つことになります。
状況によっては、派遣先の人事部長も含めた話し合いになることも。
別の手段としては、派遣先が大手企業なら従業員誰でも使えるパワハラやセクハラのホットライン(電話相談)がある場合が多く、
ですが、ホットラインを使っても特定の部署で働く人は限られるため犯人探しのようなことが起こる可能性はゼロではありません・・・。
なので、まずは派遣会社の担当者に相談しましょう。
ただ、実際にパワハラやセクハラは簡単には改善されないかもしれません。一時的には良くなっても人の性格に関わることなので繰り返すことも…
それ以前に、どうしてもギクシャクした雰囲気が残ってしまいますよね・・・
大変な思いをして精神的に消耗してしまうくらいなら、
主婦は育児も家事も忙しいからこそ『解決できない仕事のストレス』を家に持ち帰るのは避けたいですよね。